随分前、ご本人がヨチヨチ歩きの3歳程度(笑)の頃、秋保の紅葉を見つつ 二口温泉『 磐司山荘 』に入りに来て以来? いや、二口の 秋保ビジターセンター には何回か来てますね、で、久しぶりに 二口渓谷 で水遊びです。
ご本人、磐司山荘 のことは全く覚えてませんでした。こちらは跡地を感慨深く眺めましたが。 なんでか、東北工業大学の管理地になっていました、なんか研究対象なんでしょうか。
この 二口渓谷 の 水遊び場は、3本の沢が流れ込んでいる水量程良い場所です。下手すると、天然のウォータースライダーが出来そうな場所さえありますが、今回はその下流域で大学生男女らしき団体が盛大にオシャレバーベキューをしていたので危なくてトライ出来ません。
3本の沢の合流地点は、硬い岩盤に覆われており少し高まっていて浅く、透明度の高い水がそよそよと流れています。 足を浸すと、『 蛇石せせらぎ公園 』( 宮城県黒川郡大和町吉田字蛇石1 )より冷たい!とご本人。 長くは浸かっていられないようです、手足含めた甲羅干しが必要なようです。
余りに冷たく、余りにお客さんが多いので、生き物が見当たりません。ヤマメやイワナなどの魚影が見えるのかなと期待していたのですが、虫っこひとつ見つかりませんでした。 ただ、ご本人が見つけられなかっただけだと思いますが。汗
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ところで、二口渓谷 の脇を通る 二口街道、仙台の奥座敷・一大温泉地の『 秋保 』と、平安時代から栄えた山形・『 山寺 』を繋ぐルート、いわば 円仁街道 があります。山寺開山当時、円仁が山向こうの別天地を噂に聞かなかった筈はありませんよね?
平家の落人は、山寺側から入ってきたのだろうと実感してしまいます。そしてさらにそこからきっと、秋保の山の暮らしは閉ざされて行きます。
時を経て、耕作地と温泉街との交易をする集落が出始めてから交易が成ったのでしょう。
今でも、温泉街から上は特別な気配がありますし、野尻と言う集落へ行くには断崖のトンネルを越えねばなりませんし、二口なんかは、越境の覚悟を試される地域な感じもします。
この街道が衰退して、県境を越える道路としたは林道的扱いなのは、
奈良時代に整備された 鍋越峠 と、笹谷よりも仙台に近いことで利用された 関山峠があります。
観光・信仰よりも、経済・物流に社会が傾斜した証しかもしれませんね。
なんだか非常に面白いです。
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