「 液体の中の鉄を見てみよう!」 という実験。
まずは、塩酸に鉄釘を入れて溶かします。試薬を加えると赤くなりました。これが鉄分です。いろんな液体で濃淡を見てみます。
鉄分飲料なんかも試しました。それから、宮城県大崎市鳴子町にある 潟沼 の水でも実験することが出来ました。酸性沼だからか何か、鉄分が結構溶け込んでいましたよ。
潟沼 は、宮城県大崎市鳴子町湯元地内、東西500m・南北400m の カルデラ湖。 pH2.4、世界でもトップクラスの酸性度があります。 生き物のいない死の沼のようですが、緑藻や珪藻、血を吸わないらしい サンユスリカ という蚊が生息しています。鳴子火山群の火口湖であり、流出した溶岩による堰止湖ですがこの歴史が古くてビックリ! 「 続日本後紀 」というあの有名な分書に記されているようなのです。 837年(承和4)4月16日の条 に、玉造(鳴子)の山が大爆発して新沼が出来た事が詳しく描かれているそうです。東北地方の歴史的出来事は文書に記録されていない事が多い中、この噴火の記録がしっかり残っているってスゴイしね。
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